事例紹介

導入事例~ネットワーク導入

株式会社TKC

10Gbpsリング型ネットワークの導入により、高速化と止まらないネットワークを実現。さらに、運用コストの削減にも成功

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これまで単一のベンダが構築してきたTKCの基幹ネットワーク。
新ビルのネットワーク導入を成功に導いたのは、高い技術力と揺るぎない信頼関係だった。

1966年 会計事務所と地方公共団体に特化した計算センターが誕生

まだコンピュータが珍しかった1966年、飯塚 毅氏によって栃木県宇都宮市に株式会社栃木県計算センター(以後、TKC)が設立された。それ以来、会計事務所と地方公共団体の2つの分野に特化した情報サービスを展開し、日本の情報産業界において独自の地位を築いている。

また、TKCといえば、1万人を超える税理士および、公認会計士が組織する国内最大級の職業会計人集団「TKC全国会」が有名だ。TKC全国会は「自利利他」(自利トハ利他ヲイフ)を基本理念として1971年に結成し、「租税正義の実現」「税理士業務の完璧な遂行」「コンピュータ会計システムの徹底活用」などを事業目的として活動している。

地方公共団体部門の開発環境整備とお客様サポートの充実を目的にITCビルを竣工

[イメージ]地方公共団体部門の開発環境整備とお客様サポートの充実を目的にITCビルを竣工

TKCの本社地区には、鹿沼街道をはさんで北側に本社本館ビル、本社別館ビルなど5棟があり、南側にはITCビルやSDCビルなど3棟のビルが立ち並ぶ。これらのビル群には、各事業部の開発部隊やサポートメンバー約1000名が分散していたが、2010年ITC(イノベーション&テクノロジー・センター)ビルの竣工に伴い地方公共団体部門を集約した。 フロア内は1Gbps、フロア間は10Gbpsのネットワークを敷設することにより、ネットワークが高速化され、巨大なファイルの転送も短時間で送受信できるようになった。当然、通信速度の高速化により、業務効率は大きく向上している。

「設計段階で、ITCビル竣工に伴う組織の移動により、道路を挟んだ南北ビル間の通信トラフィックが急増することが予想されました。

さらに、今後ビッグデータの取扱いが増えることも予測されます。
こうした点を考慮して、ITCビルのネットワークを考える必要がありました。」と経営管理本部・システムエンジニアリングセンター・IT投資企画部・部長 金森 直樹氏は当時を振り返る。

ITCビルのネットワーク構築提案を複数の構築業者に依頼

[イメージ]経営管理本部 システムエンジニアリングセンター IT投資企画部 部長 金森 直樹 氏
経営管理本部 システムエンジニアリングセンター
IT投資企画部 部長
金森 直樹 氏

TKCは、ITCビルのネットワークを構築する上で「高速化・高信頼・セキュリティ確保と拡張性」を重視するという基本方針を打ち出し、複数のネットワーク構築業者に提案を依頼したという。各社さまざまなシステムを提案したが、それらを比較検討した結果、東芝ITサービスによる提案を採用することになった。

「最終的に、2社の提案が残りました。ネットワークの構成を見ると、この2社の提案はほとんど変わらない内容でしたが、東芝ITサービスさんの提案は、当社の視点から考えられた提案でした」と金森氏は当時を振り返る。

東芝ITサービスは、「セキュリティ重視」「速度重視」「運用が容易」と、いくつかのパターンを提示し、それぞれのメリットや構成などを詳細に説明した。さらに、TKCが抱えている課題を指摘し、その課題を解決するための提案も行われたというのだ。

[イメージ]システム開発研究所 カスタマー・サポート・センター ITソリューション技術部 マネジャ 畝 隆宏 氏
システム開発研究所 カスタマー・サポート・センター
ITソリューション技術部 マネジャ
畝 隆宏 氏

「当社の場合、常時多くのプロジェクトチームが活動しています。プロジェクトチームには、さまざまなセクションからメンバーを集めていますが、セキュリティを高めるため、社員であっても異なるセクションのシステムを利用することはできません。つまり、同一プロジェクトチームのメンバーでも、それぞれが利用できるシステムが異なるため、プロジェクトの発足ごとにネットワーク設定を変更する必要がありました。東芝ITサービスさんからは、その課題についても指摘があり、これを解決するためにダイナミックVLANを提案していただきました」とシステム開発研究所・カスタマー・サポート・センター・ITソリューション技術部・マネジャ 畝 隆宏氏は語る。

[イメージ]地方公共団体事業部 営業企画本部 TASK技術サポート部 フィールドSEグループ 課長 吉村 明 氏
地方公共団体事業部 営業企画本部
TASK技術サポート部 フィールドSEグループ 課長
吉村 明 氏

ダイナミックVLANの使用感について、地方公共団体事業部・営業企画本部・TASK技術サポート部・フィールドSEグループ 課長 吉村 明氏に話を聞いたところ、「プロジェクトの発足や、組織替えに対応する時間も短縮できました。本部スタッフの工数削減はもちろん、設定変更が不要になったため、コストも削減できています。VLANの割り当ても、かなり柔軟に行えるので管理が非常に楽になりました。」という返答が返ってきた。

さらに、「ループが発生した場合でも、フロア内は細かくブロック分けしているため、どこでループが発生したのかを簡単に把握でき、非常に早く対処できるようになりました」と吉村氏はつづけて語った。

単一のベンダが構築してきた基幹ネットワーク、東芝ITサービスに任せるのは大きな決断だった

東芝ITサービスの提案は高く評価されたが、不安要素があったのも事実だ。これまで、TKCの基幹ネットワークを構築してきた業社は1社のみで、その業社が絶対的な信頼を得ていた。それから比べると、東芝ITサービスは新参者であり、提案の時点ではまだ信頼を勝ち得ていなかったからだ。

「東芝ITサービスさんとは、自治体向けのシステム構築で一緒に仕事を行った経緯があり、信頼していましたが、当社の基幹ネットワーク構築を任せるのは、非常に大きな決断でした」と、金森氏は当時の心境を吐露する。

この不安を払拭するために、東芝ITサービスでは、既存のネットワークとITCビルのネットワークを分離し、責任を明確にするという提案を行った。さらに入念な検証を重ね、本当に問題がないかどうかTKCと一緒に確認したという。これらの作業を通して、技術力の高さや責任感など、企画書には載らない部分についても相互理解が進んだ。こうして、「東芝ITサービスさんになら安心して構築を任せられる」(金森氏)と感じられるようになったという。

思い切ってお願いしてよかった。
ビジネスパートナーとしても、今後さらに深耕を拡大

「東芝ITサービスさんの場合、 『設計』、『構築』、『保守』部隊間のコミュニケーションがよくとれていて、丁寧に仕事をされている様子が伺えました。配線を見ても、非常にきれいな仕上がりになっています。ケーブルの長さまで気を配る業者なんて、最近はほとんど見ませんから」と吉村氏は語る。

「今回、思い切って東芝ITサービスさんにお願いしてよかった」と、満足度は非常に高い。すでに、今回の成功事例を元に、TKCではお客様に対して提案を始めているという。TKCと東芝ITサービスは、パートナとして「自利利他」の精神の元、今後もさらに協業関係を深めていくことだろう。

[イメージ]思い切ってお願いしてよかった。ビジネスパートナーとしても、今後さらに深耕を拡大

企業プロフィール

会社名 株式会社 TKC
創立 1966年(昭和41年)
従業員数 2,228名(2011年9月30日現在)
本社所在地 栃木県宇都宮市鶴田町1758番地
事業 TKCは、「わが国の会計事務所の職域防衛と運命打開」と「地方公共団体の行政効率向上による住民福祉の増進」という極めて明確な事業目的を掲げ、昭和41年に創業した。以来一貫して、会計事務所と地方公共団体の2つの分野に専門特化した情報サービスを展開し、日本の情報産業界に独自の地位を築いている。
URL http://www.tkc.jp

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