プロフェッショナルな仲間たち
キッティングのプロフェッショナルとして
“技術と工夫”で現場を支える
プラットフォームインテグレーションセンタ キッティング&デバイスマネージドサービス部 第一担当
中川原雄彦
キッティング
デバイスマネージ
コミュニケーション
対応力
行動力
IT機器からIoT機器まで社会のさまざまなシステムのライフサイクル全体をとおして、社会や人を支えるサービスを提供しています。
ITライフサイクル全体を支えている当社ですが、今回はキッティング&デバイスマネージドサービスをご紹介します。
![[イメージ] ITライフサイクル](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/interview_05_intro.png)
IT機器を“使える状態”にしてお客様のもとへ
- どのような業務ですか?
- 私が所属している「キッティング&デバイスマネージドサービス部 第一担当」では、二つの業務を担っています。一つは「キッティング」で、PCやスマートフォンなどのIT機器をお客様先の利用者がすぐに業務で使用できるように設定をしてお納めするといった業務です。ネットワーク設定やセキュリティ対策の適用、業務用アプリケーションのインストールなど作業は案件(お客様)によってさまざまで、設定ミスはあってはなりません。設定する内容によっては、お客様のネットワーク環境が必要となるため、回線を引いてドメインに参加する作業を実施することもあります。とても複雑で想定外の挙動を示すことがあるため、いつも以上に慎重な対応が求められます。
もう一つの業務は「資産管理」です。お客様先のIT機器類などの情報資産をお預かりし、ご依頼に応じて、設定したのち払い出したり、受け入れたりといった作業を行います。お客様の大事な資産をお預かりしていますので、セキュリティレベルの高いエリアで厳重に管理しています。
当部門のもう一つの役割として、お納めしたIT機器をお客様先で作業する際のスケジュール調整や入館手続き、現場で使用する手順書作成などがあります。これらの役割は第二担当が担っています。私が所属する第一担当がキッティングサービスの基盤を支える役割であるのに対し、第二担当はお客様先で据付する当社のサポートセンターと、お客様とをつなぐ“橋渡し役”となります。
![[イメージ] IT機器を“使える状態”にしてお客様のもとへ](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/interview05_01.png)
進化するITとともに、自分も成長できる
- キッティング業務の魅力とやりがいは?
- 私は入社以来ずっとキッティング業務に携わっており、今年で16年目になります。入社前はこのような業務が存在することすら知りませんでした。当初は同じような設定を繰り返す作業に対して、あまり面白さを感じていませんでした。しかし、業務を続けるうちに、さまざまな学びがあり「奥深い」と感じるようになりました。
私は学生時代からPCが好きで、趣味の一つでもあります。キッティング業務では、いろいろなメーカーのPCや周辺機器に触れることができるのが、私にとっては大きな魅力です。また、OSにとても詳しくなり、「このコマンドを打てばこう設定できる」といったノウハウが年々蓄積されていきます。特にOSが更新されるタイミングでは設定内容も変わるため、その都度新しい知識を学ぶ必要があるのですが、それがまた楽しくて(笑)。
ITの分野は日進月歩で進化しており、クラウドやAIなど、これまでなかった技術も次々登場しています。OS更新時同様、こうした新しい技術については、先輩・後輩関係なく、みんなが同じスタートラインで学びます。そういう意味では、若手でも活躍できるフィールドであるとともに、逆に若手だからこそ吸収が早い、順応できるといった側面も持ち合わせています。先輩や先人の知恵を受け継ぎながら、デジタルネイティブならではの考えや発想を生かせるのが、この業務のもう一つの「奥深さ」だと感じています。
![[イメージ] 進化するITとともに、自分も成長できる](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/interview05_02.png)
キッティングをITサービスの起点としたい
- 今後の目標は?
- キッティングで納品した機器を、資産管理業務へスムーズにつなげていきたいと考えています。これら一連の流れをセットで提供することで、より包括的かつ効率的なサービスの実現が可能になるからです。現状では、キッティングと資産管理が別々のサービスとして提供されるケースがほとんどですが、設定済みの機器を管理フェーズへ移行することで、端末の状態や履歴を一元的に把握できるようになり、トラブル対応や機器の再利用などの判断も迅速に行えるようになります。お客様にとっても、窓口が一本化されることで利便性が高まり、より安心してサービスをご利用いただけると確信しています。
さらに将来的には、当社が提供する保守・監視・コールセンターなどの広域なサービスとも連携し、お客様企業のIT機器のライフサイクル全体を支援するトータルサポート体制の構築を、キッティングをきっかけにスタートすることを目指して活動していきたいと考えています。
![[イメージ] キッティングをITサービスの起点としたい](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/interview05_03.png)
技術力と経験を積み上げながら成長できる環境
- 東芝ITサービスの魅力は?
- 一番は教育面の充実です。私は部署内の教育担当も務めていますが、当社では毎年、翌年の教育計画について各部署でアンケートを実施しています。その結果をもとに必要な知識を学べる研修が計画的に組まれるため、研修と実務を通じて学ぶ機会が豊富にあり、IT業界の進化にしっかりと対応できる環境です。それがサービス品質の維持にもつながっていると感じています。また、当社は個人の裁量を尊重する風土があり、自分で学んだ知識を実務に生かすことができます。良いやり方はチーム内で共有され、全体のレベルアップ、技術力の底上げにもつながっています。
さらなる魅力は、働きやすさです。会社全体で残業時間がしっかりと管理されており、個人に過度な負荷がかからないよう配慮されています。私が入社してからの16年の間には働き方に対する社会の考えも大きく変わりました。当社もその流れに順応し、より一層働きやすい職場に変化していると感じています。
![[イメージ] 技術力と経験を積み上げながら成長できる環境](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/interview05_04.png)
変化に挑み、学びを止めない
- 中川原さんにとって『プロフェッショナル』とは?
- IT業界の進化に追従していくために継続的に学び、努力を重ねていく姿勢だと考えています。私自身、新技術への対応はもちろん、業務の効率化やAIの活用など、常に変化に向き合いながら成長していけるよう努力を続けています。
キッティングは一見すると決められた作業をこなすだけの業務に見えるかもしれません。しかし、実際には、自分の工夫や技術を反映できる奥深い仕事です。例えば、設定作業を自動化するためのプログラムを自ら作成することで作業の正確性が向上し、ミスの防止にもつながります。最近では、こうしたスクリプトの作成にAIを活用することで、さらに効率的な業務運用が可能になっています。こうした継続的な学びや工夫を、より高品質なサービス提供に生かしていくこと、それが私の考えるプロフェッショナルの姿です。
![[イメージ] 変化に挑み、学びを止めない](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/interview05_05.png)
ある1日のスケジュール
出社
連絡事項確認やメールチェック
キッティング作業の事前教育実施
![[イメージ] キッティング作業の事前教育実施](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/schedule05_01.png)
昼休憩
自動化ツールの設計、開発
![[イメージ] 自動化ツールの設計、開発](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/schedule05_02.png)
翌日以降の作業準備
![[イメージ] 翌日以降の作業準備](../../lib/img/solution/column/professional/interview05/schedule05_03.png)
本日の作業エビデンス確認
退社