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導入事例〜びじゅ衛門

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JR西日本宮島フェリー株式会社

日本三景 安芸の宮島で観光情報・お土産案内、フェリーの運航状況を発信する『びじゅ衛門®SaaS』

デジタルサイネージの一部コンテンツを有料の広告枠に割り当てる事により、観光客への情報提供と、収益の確保を共存。計画的な投資コストの回収を実現した。

【JR西日本宮島フェリー株式会社】
業種:海上運送事業 従業員数:23名(2012年3月現在)

厳島神社の大鳥居に最接近するJR西日本宮島フェリー

[イメージ]厳島神社の大鳥居に最接近するJR西日本宮島フェリー

日本三景のひとつ「安芸の宮島」は、古代より島そのものが神として信仰の対象とされ、厳島神社とその背後に現存する弥山原始林は1996年に世界遺産に登録された。JR西日本宮島フェリー株式会社(以後、宮島フェリー)は、その宮島口と宮島(広島県廿日市市)を往復するフェリーを運航しており、観光客はもちろん、宮島と広島市内とをつなぐ生活の足として、年間約300万人の乗客を輸送している。
宮島フェリーの歴史は古く、1906年(明治39年)までさかのぼる。1987年の国鉄民営化によりJR西日本が営業を承継。さらに、2009年JR西日本宮島フェリー株式会社が設立され現在に至っている。民営化後は営業活動にも注力し、特に観光客向けのサービスを拡充している。たとえば航路は、宮島口と宮島を最短距離で結ぶ便だけではなく、厳島神社の大鳥居に最接近する「大鳥居便」を運航。観光客は、このフェリーに乗れば、船の上から大鳥居を間近に見ることができる。潮の満ち引きによって、さまざまな大鳥居を楽しむことができるため、観光スポットとしても注目を集めている。

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デジタルサイネージを収入源にして、初期コストを計画的に回収

[写真]松井 隆行 氏
営業課長
松井 隆行 氏

「最近では、主要な駅にデジタルサイネージが導入されているのを見る機会が増え、身近になってきていると感じていました」と、営業課長の松井 隆行氏は語る。デジタルサイネージとは、大型の液晶パネルに静止画や動画、音声などのコンテンツを表示するシステムで、紙や看板の掲示物と比べると、画面に動きがあるため訴求力が強く、情報をタイムリーに更新できるというメリットがある。

「自社で導入するためには、コスト面でクリアしなければいけない課題があると思いました。しかし、なんとか導入したい。そこで、もう少し導入コストを節約できる方法がないか、検討しました」と、松井氏は語る。

思いついたのが、「デジタルサイネージを収入源にする」というアイデアだった。デジタルサイネージが表示するコンテンツの一部を有料広告枠として販売すれば、そこから広告収入が得られる。そうすれば、デジタルサイネージにかかるコストを広告収入で相殺させることができるのではないかと考えた。

「広告代理店も含めて協議した結果、リースと有料広告を組み合わせることで、デジタルサイネージの導入・運用にかかる費用負担をほぼゼロにできるという試算ができました。これで、デジタルサイネージを導入することが決まりました」と、松井氏は当時を振り返る。

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コンテンツの作成・配信をアウトソーシングし身軽に運用

「当社では、コンテンツの作成・配信を全て外部に委託しています。」と松井氏は語る。

宮島フェリーでは、デジタルサイネージのコンテンツの作成及び運用を全面的に外部に委託している。『びじゅ衛門SaaS』により遠隔地にある委託先から、インターネットを介してコンテンツを配信しているので、「当社側では、なにも作業をする必要がありません。緊急時でも、連絡してから数分程度でコンテンツを配信してもらえるので、運用に支障はありません」と松井氏。このように『びじゅ衛門SaaS』は、全国に設置した複数のデジタルサイネージに対して、インターネット経由でどこからでもコンテンツ運用が容易にできるのだ。

■びじゅ衛門SaaS サービスフロー
[図]びじゅ衛門SaaS サービスフロー

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音声や映像で広告を効果的にアピール
運航状況や緊急情報の通知にも活用

[イメージ]音声や映像で広告を効果的にアピール。運航状況や緊急情報の通知にも活用

宮島フェリーは、デジタルサイネージを使って、運航状況や潮の満ち引き、広告といったコンテンツを表示するだけではなく、桜や紅葉の状況など、季節にあった観光情報をいち早く伝える媒体としても活用しているという。

「繁忙期は乗り場が混雑し、お客様がポスターや看板に目をむけることはありませんでした。しかしデジタルサイネージの場合、"音声"や"映像"をうまく使えば、注意をひくことができるので、多くの方に見ていただけるようです」と、松井氏はその効果について説明した。デジタルサイネージは、観光客向けの情報発信だけではなく、地域住民に向けた情報発信にも役立っている。宮島フェリーは、地域住民の足としても活用されている。霧や台風の影響によって、フェリーを出航できなくなる時もあるが、そうなるとフェリーを通勤に使っている人は、家に帰れなくなってしまう。そうならないために、天候の影響で最終便を早めなければならない時は、できるだけ多くの人に最終便の出航時刻を通知する必要がある。「台風が近づいている日には、運航情報の問い合わせが増えますが、現場では対応できる人数に限りがあるため、すべてに対応できないこともある。しかし、デジタルサイネージを使って通知すれば、より多くのお客様に情報を伝えることができるはずです」と、松井氏は語る。このように、デジタルサイネージは、観光客・地域住民にとって有益であるだけでなく、重要な情報源となっているのだ。

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使い方は無限に広がる。
行政との協調も視野に

宮島フェリーは、今後デジタルサイネージを自社だけの情報発信ツールとしてではなく、行政と協調して活用していきたいと考えている。「宮島では"ゴミ"の持ち込みが問題になっています。そこで、デジタルサイネージに"ゴミ持ち帰り運動"に関するコンテンツを表示することにしました。そうすれば、観光客の皆様に注意喚起を行うこともできると思いまして」と松井氏は語る。

現在では広告枠も埋まり、デジタルサイネージの運用にかかるコストは、 ほぼかからないという。宮島フェリーでは、デジタルサイネージをどう活用していくのかという部分に注力し始めているとのことだ。インタビューの最後に、松井氏は「デジタルサイネージは、アイデア次第で様々な使い道があると確信しています。導入して本当によかったです」と語った。デジタルサイネージの導入に躊躇している企業や団体は、宮島フェリーの事例を参考にすると、導入の障壁を下げることができるかもしれない。

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デジタルサイネージソフトウェア びじゅ衛門の紹介ページはこちら

■企業プロフィール
会社名 JR西日本宮島フェリー株式会社
本社所在地 広島県廿日市市宮島口1-11-5
創立 2009年(平成21年)
船舶数 3隻(みやじま丸、みせん丸、ななうら丸)
従業員数 23名(平成24年3月現在)
事業 宮島口桟橋から、世界遺産の「安芸の宮島」まで2kmの海上を10分で結ぶ。大鳥居に最接近する大鳥居便を運航するなど、サービスの向上に力を入れている。また、日本初の小型電気推進旅客フェリー「みやじま丸」は、静かな船内、バリアフリー客室、高い操船性能が特徴であり、2006年シップ・オブ・ザ・イヤーに輝いた環境にやさしいフェリーとなっている。
URL http://www.jr-miyajimaferry.co.jp/

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